2018年12月6日木曜日

キャラバン隊「そら」 4年生

12月3日(月)
4年生が総合的な学習の時間に「みんなにやさしい町」という、学習を進める準備段階として、障がいのある方の困り感について理解する学習として位置付けています。
今回は4名の方が来校されました。
ご自身のお子さんの障がいの状況や成長した様子を交え、どんなことが苦手なのかを紹介していただきました。
 相手の話していることが理解しづらい障がいについては、「ピカチュー語」で話しているところに、先生が入り込んで、何かをお願いされているのですが、「よくわからない」という体験を例示してくれました。
だから、こんな時は、ゆっくり話してください。身振りや絵などを交えて話すと伝わりやすいということを教えていただきました。
 次は、視力は良いのに視野が狭い視覚の障がいについて触れていただきました。
児童の代表が3人、ペットボトルの飲み口の部分から覗いて、人探しをしました。
すぐ隣りにいたのに、なかなか見つかりません。
最後は、軍手をはめて折り紙に挑戦しました。
なかなか思うように折れないため、子どもたちは、「いらいらした」「すごい時間がかかった」等の感想を発表していました。
だから、ゆっくり待ってあげてください。手伝ってほしいところだけ、手伝ってあげてください。


体験を交えながら、障がいのある方々の困り感について、理解が深まったことと思います。
4年生が、これからどんな学びを進めていくのか楽しみです。


先日、人権週間に当たり、6年生を対象に2年前に行ったキャラバン隊の話にも触れたところ、具体的にピカチュー語の話をした途端、「あっ、それやった」という声が上がりました。
視覚障がいのことや折り紙について触れるころには、ほとんどの子の記憶がよみがえっていたようです。


「そら」のスタートについては、障がいのある子どもを育てている方々が、真間地区の福祉関係の方と話し合いをしているときに、障がいの理解について広める必要があると思いつかれ、このようなキャラバン隊として活動を始めることになったそうです。   (校長)

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